IPA・エタノールの含水対策と脱水技術2026年04月15日

■ 精密洗浄における溶剤脱水の重要性
近年、IPAやエタノールなどの有機溶剤の供給不安やコスト上昇に伴い、溶剤の再利用・高純度化へのニーズが高まっています。
特に精密洗浄工程においては、純水洗浄後のIPA置換洗浄において、水分の持ち込みが避けられません。
この結果、IPAは短期間で含水状態となり、飽和に近づくことで洗浄性能の低下や乾燥不良の原因となります。
■ 含水溶剤における課題
- IPA・エタノール・メタノールは吸湿性が高い
- 使用中に水分が蓄積しやすい
- 単蒸留では水分除去に限界がある
特に、含水率が高まることで以下の問題が発生します:
- 洗浄品質のばらつき
- 乾燥時間の増加
- 不純物の残留
■ CA-500シリーズによる脱水効果
CA-500シリーズは、含水溶剤中の水分を効率的に除去し、短時間で低含水率を実現します。
下図は、含水率20%の溶剤に対する脱水効果を示したものです。

IPA・エタノール・メタノールいずれにおいても、短時間で含水率1%以下への低減が可能です。
■ 適用例
① 精密洗浄工程
純水洗浄後のIPA置換工程において、含水IPAを再生し、安定した洗浄品質を維持
② 溶剤回収・再利用
エタノール・メタノールの抽出工程における含水溶剤の脱水
③ 蒸留後の品質向上
単蒸留後の溶剤に対する後段脱水処理により、さらなる高純度化を実現
■ まとめ
溶剤の再利用・高品質化においては、「脱水工程」の最適化が極めて重要です。本技術は、親水性を有する有機溶剤に対して有効であり、以下のような溶剤に適用可能です。
- IPA(イソプロピルアルコール)
- エタノール
- メタノール
- MEK(メチルエチルケトン)
- 酢酸エチル
これらの溶剤は、水との親和性が高く、ゼオライト膜による選択的脱水が有効に機能します。
CA-500シリーズは、短時間での高効率脱水により、洗浄品質の安定化とコスト削減の両立に貢献します。
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